オーナー様の利益なくしてのぞみの理念なし

そんな理念を掲げた私ですが、時代が借り手市場に変わる中、築年数の経った賃貸住宅のレベルを上げて、良い住環境を提供していこうと思うと、オーナー様にお金を出していただかなければならない、という壁に突き当たります。

5万円の家賃を4万円にして貸してあげて欲しいとオーナー様に交渉する、というのも一つの方法で、一見効果があるようにみえるのですが、これだけでは全くもってダメでした。オーナー様を泣かせたら、悪循環になるという当たり前の理屈です。オーナー様の利益を搾取するという意味ではなく、オーナー様に適正な利益がなければ、賃貸住宅のレベルを上げることなど到底できず、それはのぞみハウジングが掲げた理念からもどんどん離れていくことでした。

オーナー様が適正な利益を得られるお手伝いをしていこう。それが賃借人の住環境向上に貢献できる、最大で、唯一のこと。のぞみハウジングが目指すべき不動産会社のあり方が、はっきりした瞬間でした。

賃貸住宅を自主管理されているオーナー様は、多くのお悩みやご要望をお持ちです。

・空室が埋まらない
・クレームが増えた
・家賃の滞納が続いている
・これ以上家賃を下げなければならないのか
・子供が相続したくないと言っている
・今さら建て替えなどできない

このようなお悩みを解決するのが、賃貸管理業務であり、オーナー様の利益を守るために、大変重要な役割を担う業務です。そして、賃貸管理業務をつきつめ、オーナー様一人一人のご要望を掘り下げていくと、仲介だけ、管理だけ、の専門店では限界があることを痛感したのです。

オーナー様の利益を最大化していくことが借主の良い住環境につながる。その実現のために不動産会社としてどうあるべきか。それは、売買、建築、仲介、管理という不動産に関わる要素すべてに渡り、一つの会社でずっとオーナー様をフォローできること。つまり、のぞみハウジングがワンストップサービスができる会社になること、でした。

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